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亡くなった方が家族であれ、友人であれ、ペットであれ、あなたにとって大切な存在が亡くなったとき、
あなたはショック状態に入ります。人によってはお葬式の手配やお香典返しなどが全部済んで、ホッとするまで涙も出ないこともあります。
それは悲しくないのとは違います。愛する存在がもうこの世にいないことについて、これからその存在なしでどうやっていこうかと考えることが
できる状態になるまで、時間がかかる人もいるのです。
待ったなしで、人生が急転換してしまう人もいます。ご主人を亡くして家賃も払えないのに、
莫大なご主人の入院治療費の請求が来て、子供といっしょに途方にくれる人もいます。
死は人生と切り離せないもので、生きていればいつかは、だれかの死に接します。
そのとき、未解決で引きずってきた過去の喪失の傷がまた開き、痛みはいっそう深いものになります。
長く生きてきて、たくさんの死や、喪失や別れにあった人ほど、その傷は深く、癒しに時間がかかります。
自尊心や自己イメージが低い人は特に、喪失感をほっておくと、鬱病に発展する危険性があります。
たとえば、何をやっていても楽しくない。何をやっていても、頭の隅で亡くなった人のことを考えている。
事故の現場や亡くなったときの様子がフラッシュバックする。前に進みたいのに進めない。
死にたい。自分も死ぬのではと、不安だ。パニック障害になった。お酒やドラッグで
不安をまぎらわせている。などいろいろな問題が
出てくることがあります。
子供はあばれたり、乱暴したり、落ち着かなくなる子もいれば、ぼんやりと白昼夢にひたり、集中力を失い、
成績が下がる子もいます。今までそんなことはなかったのに、ちょっとしたことで泣き出してしまう子もいます。
暗闇が恐くて、電気をつけたままで寝る子もいます。
今泣いたと思えば、次の瞬間には楽しく遊んだりします。
喪失からの回復は時間がかかるものであり、また個人差があります。
(2006年11月現在)
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