家族の死・臨床ヒプノセラピスト・やのうせつこのホームページ

Setsuko Yano, M.A., MFT, CHT


愛する人を亡くした時



亡くなった方が家族であれ、友人であれ、ペットであれ、あなたにとって大切な存在が亡くなったとき、 あなたはショック状態に入ります。人によってはお葬式の手配やお香典返しなどが全部済んで、ホッとするまで涙も出ないこともあります。 それは悲しくないのとは違います。愛する存在がもうこの世にいないことについて、これからその存在なしでどうやっていこうかと考えることが できる状態になるまで、時間がかかる人もいるのです。

待ったなしで、人生が急転換してしまう人もいます。ご主人を亡くして家賃も払えないのに、 莫大なご主人の入院治療費の請求が来て、子供といっしょに途方にくれる人もいます。

死は人生と切り離せないもので、生きていればいつかは、だれかの死に接します。 そのとき、未解決で引きずってきた過去の喪失の傷がまた開き、痛みはいっそう深いものになります。 長く生きてきて、たくさんの死や、喪失や別れにあった人ほど、その傷は深く、癒しに時間がかかります。 自尊心や自己イメージが低い人は特に、喪失感をほっておくと、鬱病に発展する危険性があります。

たとえば、何をやっていても楽しくない。何をやっていても、頭の隅で亡くなった人のことを考えている。 事故の現場や亡くなったときの様子がフラッシュバックする。前に進みたいのに進めない。 死にたい。自分も死ぬのではと、不安だ。パニック障害になった。お酒やドラッグで 不安をまぎらわせている。などいろいろな問題が 出てくることがあります。

子供はあばれたり、乱暴したり、落ち着かなくなる子もいれば、ぼんやりと白昼夢にひたり、集中力を失い、 成績が下がる子もいます。今までそんなことはなかったのに、ちょっとしたことで泣き出してしまう子もいます。 暗闇が恐くて、電気をつけたままで寝る子もいます。 今泣いたと思えば、次の瞬間には楽しく遊んだりします。

喪失からの回復は時間がかかるものであり、また個人差があります。 (2006年11月現在)

カリフォルニア州 公認心理療法士・公認ヒプノセラピスト 矢納摂子

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