国際結婚・サンフランシスコの臨床心理士のホームページ

Setsuko Yano, M.A., MFT, CHT

国際結婚

サンフランシスコ・ベイエリアでヒプノセラピストと臨床心理士をしているので、 国際結婚と言っても、日本人とアメリカ人のカップルに多く出会います。 このページは「アメリカ人との国際結婚」という意味で読んでください。

会話の必要性

「風呂、飯、寝る」で会話が足りていたのは昔の話。国際結婚したなら、 コミュニケーションは不可欠です。お皿の洗い方の違いから始まり、 喧嘩と驚きの種は無数にあります。

まず、「言わなくても察して欲しい」と願う気持ちは理解できますが、 それは無理だし、甘えです。同じ日本人同士のカップルでも、 言葉ぬきで心が通じるというのは至難の業。ましてや、文化も言葉も歴史も違う二人。 「ここまで言わなければわからないか・・」という無念さを 押さえ、言いたくないことも言ってください。

育児

男女の役割は平等になりつつあると言っても、まだまだ日本では家事・育児・ はたまた家計管理まで女の役目となっている家庭が多いようです。 私の観察では、日本女性と結婚するアメリカ男性は、そういう古典的な男女の役割を 好む方が多いようですが、それでも家計は自分で握り、妻には毎月の 家計費を渡すという人が多いようです。 家事はしなくても、育児には関心がある人がいて、育児法の違いがまた喧嘩の種となります。 幼稚園を選ぶ段階になり、日本人の配偶者は言葉ができないので、 アメリカ人の配偶者にリサーチから手続きからPTAの面談まで頼むことになるカップルもいます。

英語

「ここが日本だったら何でもできるのに・・・」という無念さ。 スーパーに行ってもレジの人の言っていることがわからない。 働きたくても英語ができない。免許もないし、車も運転できない。 かごの鳥になった日本人配偶者の一部は 対人不安うつ 、適応障害 を引き起こします。 国際結婚して、アメリカに移り住んだ日本人は、配偶者(アメリカ人)との 力の差が大きく開きます。 それを縮めるには、1)言葉を学ぶ、2)運転をマスターする ことが基本となります。 友達を増やし、コミュニティーとつながる努力も必要です。子供の勉強を見れないならば、 家庭教師を雇うという手もあります。

離婚

悲しいことに結婚が破綻したとき、英語ができない、仕事がない日本人は、 アメリカ人の配偶者との力の差をイヤというほど実感します。 カリフォルニアでの離婚は、収入もない、クレジットヒストリーもない、仕事もない日本人女性に とって何とつらい出来事でしょうか。夫の許可がなければ、子供を連れて 帰国もできなくなるケースがあります。夫と養育権を分けた場合、 子供にあえなくなるので、 場合によっては一時帰国はできても、本帰国はできなくなることがあります。

アイデンティティー

結婚したとたん、アイデンティティーに変化が現れます。「アメリカ人の妻」とか、 「アメリカ人の夫」、「在米日本人」などになるわけです。 市民権をとっても「日本人」のアイデンティティーは捨てがたく、 死ぬまで日本人である人もいます。「老後は日本で」を夢見ている人々 もたくさんいます。

2007年 著作権・臨床ヒプノセラピスト・臨床心理士・矢納摂子 

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